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嫡子
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ちやくし
ふりがな文庫
“
嫡子
(
ちやくし
)” の例文
其方儀嘉川家
嫡子
(
ちやくし
)
の身分を以て常々
不行跡
(
ふぎやうせき
)
の由沙汰有之の處
當時
(
たうじ
)
病氣
(
びやうき
)
にて存命も
量
(
はか
)
り難き由是に
因
(
よつ
)
て全快まで
親類
(
しんるゐ
)
へ御預仰付らる
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
嫡子
(
ちやくし
)
石田隼人ハ
其比
(
そのころ
)
十二三歳ナリシガ、質容尋常ニ生レ、世ニ賢ク成人シタリ、天下ノ人崇敬シテ
冊
(
かし
)
ヅキハヤシ誉ニシケル、然ルニ関原ノ合戦敗レテ父討死トモ言ヒ
聞書抄:第二盲目物語
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
嫡子
(
ちやくし
)
小松の内大臣重盛卿、次男中納言宗盛、三位中將
知盛
(
とももり
)
を初めとして、同族の公卿十餘人、殿上三十餘人、其他、衞府諸司數十人、平家の一族を擧げて世には又人なくぞ見られける。
滝口入道
(旧字旧仮名)
/
高山樗牛
(著)
其
(
それ
)
も
其筈
(
そのはづ
)
、
実家
(
さと
)
は
生計向
(
くらしむき
)
も
豊
(
ゆた
)
かに、
家柄
(
いへがら
)
も
相当
(
さうたう
)
に
高
(
たか
)
く、
今年
(
ことし
)
五十
幾許
(
いくつ
)
かの
父
(
ちゝ
)
は
去年
(
きよねん
)
まで
農商務省
(
のうしやうむしやう
)
の
官吏
(
くわんり
)
を
勤
(
つと
)
め、
嫡子
(
ちやくし
)
は
海軍
(
かいぐん
)
の
大尉
(
たいゐ
)
で、
今
(
いま
)
朝日艦
(
あさひかん
)
に
乗組
(
のりく
)
んで
居
(
を
)
り、
光子
(
みつこ
)
は
唯
(
たつ
)
た
一人
(
ひとり
)
の
其妹
(
そのいまうと
)
として
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
嫡子
(
ちやくし
)
の仲綱が駒を返しかけると
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
▼ もっと見る
嫡子
(
ちやくし
)
藤五郎次男藤三郎並に家來
伴
(
ばん
)
佐
(
すけ
)
十郎建部郷右衞門も去廿二日の
夜
(
よ
)
逐電
(
ちくでん
)
の趣きなり
因
(
よつ
)
て御老中方より町奉行へ吟味の儀仰せ付られし
故
(
ゆゑ
)
今日其行方を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
其方儀
(
そのはうぎ
)
先年京都日野家に
勤
(
つとめ
)
中
(
ちう
)
種々
(
しゆ/″\
)
惡事
(
あくじ
)
に及び其上嘉川主税之助方に於て
主人
(
しゆじん
)
の惡事を助け先代平助
嫡子
(
ちやくし
)
藤五郎藤三郎に
無禮
(
ぶれい
)
法外
(
はふぐわい
)
の儀を働き
侍女
(
こしもと
)
島
(
しま
)
を
絞殺
(
しめころ
)
し候
段
(
だん
)
重々
(
ぢう/\
)
不屆
(
ふとゞき
)
に
付
(
つき
)
獄門
(
ごくもん
)
申付る
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
“嫡子”の意味
《名詞》
法律上婚姻関係にある妻・正妻が生んだ子。
家督を継ぐ者。
(出典:Wiktionary)
“嫡子(
嫡男
)”の解説
嫡男(ちゃくなん)とは、嫡子(')とも呼ばれ、一般に正室(正嫡)の生んだ男子のうち最も年長の子を指す。女子の場合は嫡女'となる。
(出典:Wikipedia)
嫡
常用漢字
中学
部首:⼥
14画
子
常用漢字
小1
部首:⼦
3画
“嫡子”で始まる語句
嫡子信康