“ちやくし”の漢字の書き方と例文
語句割合
嫡子100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
それ其筈そのはづ実家さと生計向くらしむきゆたかに、家柄いへがら相当さうたうたかく、今年ことし五十幾許いくつかのちゝ去年きよねんまで農商務省のうしやうむしやう官吏くわんりつとめ、嫡子ちやくし海軍かいぐん大尉たいゐで、いま朝日艦あさひかん乗組のりくんでり、光子みつこたつ一人ひとり其妹そのいまうととして
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
嫡子ちやくしの仲綱が駒を返しかけると
源頼朝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
嫡子ちやくし藤五郎次男藤三郎並に家來ばんすけ十郎建部郷右衞門も去廿二日の逐電ちくでんの趣きなりよつて御老中方より町奉行へ吟味の儀仰せ付られしゆゑ今日其行方を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)