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吟詠
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ぎんえい
ふりがな文庫
“
吟詠
(
ぎんえい
)” の例文
されば
暖国
(
だんこく
)
の人のごとく初雪を
観
(
み
)
て
吟詠
(
ぎんえい
)
遊興
(
いうきよう
)
のたのしみは
夢
(
ゆめ
)
にもしらず、
今年
(
ことし
)
も又此
雪中
(
ゆきのなか
)
に
在
(
あ
)
る事かと雪を
悲
(
かなしむ
)
は
辺郷
(
へんきやう
)
の
寒国
(
かんこく
)
に
生
(
うまれ
)
たる不幸といふべし。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
魏の北岸の陣中で、誰か
吟詠
(
ぎんえい
)
している者があった。旗艦に坐乗していた曹操はふと耳にとめて
三国志:08 望蜀の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
(舞台裏にて、低い
吟詠
(
ぎんえい
)
調にて『合唱』を
詠
(
うた
)
う。人数は少くとも三十人以上であること)
なよたけ
(新字新仮名)
/
加藤道夫
(著)
山野を
馳駆
(
ちく
)
して快い汗をかくか、天潤いて雨静かな日は明窓
浄几
(
じょうき
)
香炉詩巻、
吟詠
(
ぎんえい
)
翰墨
(
かんぼく
)
の遊びをして性情を
頤養
(
いよう
)
するとかいう風に、心ゆくばかり自由安適な生活を楽んでいたことだったろう。
連環記
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
されど我国の人は
稚
(
おさな
)
きより
目
(
め
)
なれたる事なればめづらしからず、
垂氷
(
つらゝ
)
を
吟詠
(
ぎんえい
)
に入るものなし。右のつらゝ
明
(
あか
)
りにさはるゆゑ
朝毎
(
あさごと
)
に
木鋤
(
こすき
)
にてみな打おとさす。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
▼ もっと見る
神主
(
かんぬし
)
宮氏の家に
貞和
(
ぢやうわ
)
文明
(
ぶんめい
)
の頃の
記録
(
きろく
)
今に
存
(
そん
)
せり。
当主
(
たうしゆ
)
は
文雅
(
ぶんが
)
を
好
(
このみ
)
、
吟詠
(
ぎんえい
)
にも
富
(
とめ
)
り、
雅名
(
がめい
)
を
正樹
(
まさき
)
といふ。
余
(
よ
)
も
同好
(
どうこう
)
を以て
交
(
まじはり
)
を
修
(
おさ
)
む。
幣下
(
へいした
)
と
唱
(
となふ
)
る
社家
(
しやけ
)
も
諸方
(
しよはう
)
にあまたある大社也。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
さて
余
(
よ
)
が
旧友
(
きういう
)
観励
(
くわんれい
)
上人は(椎谷ざい田沢村浄土宗祐光寺)
強学
(
きやうがく
)
の
聞
(
きこ
)
えあり、
甞
(
かつ
)
て
好事
(
かうず
)
の
癖
(
へき
)
あるを以てかの
橋柱
(
はしばしら
)
の文字を
双鈎刊刻
(
さうこうかんこく
)
して
同好
(
どうこう
)
におくり且
橋柱
(
はしばしら
)
に
題
(
だい
)
する
吟詠
(
ぎんえい
)
をこひ
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
“吟詠”の意味
《名詞》
吟詠(ぎんえい)
詩歌に節を付け、声に出してうたうこと。詩吟、吟道。
詩歌をつくること。また、その詩歌。
(出典:Wiktionary)
“吟詠(
詩吟
)”の解説
詩吟(しぎん)は、和歌や漢詩などを独特の節回しで吟ずる(歌う)芸能。吟詠(ぎんえい)、吟道(ぎんどう)とも。
(出典:Wikipedia)
吟
常用漢字
中学
部首:⼝
7画
詠
常用漢字
中学
部首:⾔
12画
“吟”で始まる語句
吟味
吟
吟咏
吟味与力
吟誦
吟哦
吟味與力
吟醸
吟味中
吟興