“ぎんえい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
吟咏57.1%
吟詠35.7%
銀影7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
余ノ吟咏ぎんえいヲ好ムヤ二十年来作ル所千余首ヲ下ラズ。去月望、都下ノ大災イテワガニ及ベリ。炎威惨虐ニシテ百物蕩尽セリ。稿本マタ一紙ヲ留メズ。
下谷叢話 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
魏の北岸の陣中で、誰か吟詠ぎんえいしている者があった。旗艦に坐乗していた曹操はふと耳にとめて
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ここに立てば、ひるは東の真正面まっしょうめん富士ふじ銀影ぎんえい裾野すその樹海じゅかいがひと目にながめられ、西には信濃しなのの山々、北には甲斐かい盆地ぼんち笛吹川ふえふきがわのうねり、村、町、城下じょうか地点ちてんまでかぞえられる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)