“名劍”の読み方と例文
新字:名剣
読み方割合
めいけん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ピータ 何(なん)ぢゃ、劍(けん)を藏(しま)うて洒落(しゃれ)を拔(ぬ)け? よし! すれば、名劍(めいけん)を藏(しま)うて名洒落(めいじゃれ)で打挫(うちひし)いでくれう。さ、男(をとこ)らしう試合(しあ)うて見(み)い。
二時(やつ)さがりに松葉(まつば)こぼれて、夢(ゆめ)覺(さ)めて蜻蛉(とんぼ)の羽(はね)の輝(かゞや)く時(とき)、心太(ところてん)賣(う)る翁(おきな)の聲(こゑ)は、市(いち)に名劍(めいけん)を鬻(ひさ)ぐに似(に)て、打水(うちみづ)に胡蝶(てふ/\)驚(おどろ)く。行水(ぎやうずゐ)の花(はな)の夕顏(ゆふがほ)、納涼臺(すゞみだい)、縁臺(えんだい)の月見草(つきみさう)。
五月より (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
或(ある)ひは兵卒(へいそつ)の頸筋元(くびすぢもと)を駈𢌞(かけまは)る、すると敵(てき)の首(くび)を取(と)る夢(ゆめ)やら、攻略(のっとり)やら、伏兵(ふせぜい)やら、西班牙(イスパニア)の名劍(めいけん)やら、底拔(そこぬけ)の祝盃(しゅくはい)やら、途端(とたん)に耳元(みゝもと)で陣太鼓(ぢんだいこ)、飛上(とびあが)る、目(め)を覺(さま)す、おびえ駭(おどろ)いて、一言二言(ひとことふたこと)祈(いのり)をする