古老こらう)” の例文
町内第一ちやうないだいいち古老こらうで、こんしろ浴衣ゆかた二枚にまいかさねた禪門ぜんもんかね禪機ぜんき居士こじだとふが、さとりひらいてもまよつても、みなみいて近火きんくわではたまらない。
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
相勤候處夫より段々だん/\取立とりたてられ用人に相成候後先代せんだいよりの古老こらうたる山口惣右衞門にながいとまを申付られ候然れどもいまだ先代よりの用人ようにんすけ十郎郷右衞門と申者御座候を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
岩居がんきよにむかひ、これは此地にては名をなにとよぶぞとひしに、岩居これはテンプラといふなり、我としごろ此物の名義めいぎさとしがたく、古老こらうにたづねたれどもしる人さらになし
古老こらうまゆひそめ、壯者さうしやうでやくし、嗚呼あゝ兒等こら不祥ふしやうなり。めよ、めよ、なんきみ細石さゞれいしことぶかざる!
蛇くひ (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
岩居がんきよにむかひ、これは此地にては名をなにとよぶぞとひしに、岩居これはテンプラといふなり、我としごろ此物の名義めいぎさとしがたく、古老こらうにたづねたれどもしる人さらになし