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切捨
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きりすて
ふりがな文庫
“
切捨
(
きりすて
)” の例文
最前から聞いて居れば手前は
余程
(
よっぽど
)
付け上って
居
(
お
)
るな、此の町人は
謂
(
いわ
)
れなく切るのではない、余り無礼だに
依
(
よ
)
って
向後
(
きょうこう
)
の
戒
(
いましめ
)
の為
切捨
(
きりすて
)
るのだ
業平文治漂流奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
遣す程に
若
(
もし
)
無禮
(
ぶれい
)
の
振舞
(
ふるまひ
)
致す者あらば
切捨
(
きりすて
)
に致せ予が手打も同前なるぞと仰せらる主税之助は
委細
(
ゐさい
)
畏
(
かしこ
)
まり奉つると直に支度を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
よしや我身の
妄執
(
もうしゅう
)
の
憑
(
の
)
り移りたる者にもせよ、今は恩愛
切
(
きっ
)
て
捨
(
すて
)
、迷わぬ
初
(
はじめ
)
に
立帰
(
たちかえ
)
る珠運に
妨
(
さまたげ
)
なす
妖怪
(
ようかい
)
、いでいで仏師が腕の
冴
(
さえ
)
、恋も未練も
段々
(
きだきだ
)
に
切捨
(
きりすて
)
くれんと
突立
(
つったち
)
て
風流仏
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
シモタ屋に料理茶屋、迷惑千万、火事場見物、
切捨
(
きりすて
)
御免。
下谷叢話
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
見て赤川大膳は心中に驚き
見透
(
みすか
)
されては一大事と氣を
勵
(
はげ
)
まし
何
(
いか
)
に
山内
(
やまのうち
)
狂氣
(
きやうき
)
せしか上に
對
(
たい
)
し奉つり無禮の
過言
(
くわごん
)
いで
切捨
(
きりすて
)
んと立よりて刀の
柄
(
つか
)
に
手
(
て
)
を掛るを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
待受
(
まちうけ
)
切害
(
せつがい
)
致し首は
切捨
(
きりすて
)
取隱
(
とりかく
)
し候へ共兩人とも衣類に覺え之ある
而已
(
のみ
)
ならず悴共の事故
手足
(
てあし
)
骸等
(
からだとう
)
にも覺え之あり相違なき儀に御座候
加之
(
そのうへ
)
右
(
みぎ
)
死骸の傍邊に九助
紙入
(
かみいれ
)
落
(
おち
)
有之
(
これあり
)
又紙入の中には島田宿藤八より九助へ送り候手紙も有之候事其節御檢使樣方御改め通りに御座候全く九助
儀
(
ぎ
)
惣内夫婦を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
切
常用漢字
小2
部首:⼑
4画
捨
常用漢字
小6
部首:⼿
11画
“切”で始まる語句
切
切支丹
切尖
切先
切羽
切々
切符
切歯
切迫
切通