トップ
>
個所
>
ところ
ふりがな文庫
“
個所
(
ところ
)” の例文
その時、菩提樹の枝より一枚の葉舞い落ちて、彼の肩を離れず、その
個所
(
ところ
)
のみ彼を傷つけるを得ん。されば、われその手を
懼
(
おそ
)
るるなり】
潜航艇「鷹の城」
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
その
時
(
とき
)
の
問答
(
もんどう
)
の
全部
(
ぜんぶ
)
をここでお
伝
(
つた
)
えする
訳
(
わけ
)
にもまいり
兼
(
か
)
ねますが、ただあなた
方
(
がた
)
の
御参考
(
ごさんこう
)
になりそうな
個所
(
ところ
)
は、
成
(
な
)
るべく
洩
(
もれ
)
なく
拾
(
ひろ
)
い
出
(
だ
)
しましょう。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
三度裏表をかえしたり同じ
個所
(
ところ
)
を見直したりするような、嫌がられこそはしないものの、早く言えば法どおりに扱かっているだけのことで、この安斎十郎兵衛
寛永相合傘
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
と云って、貴方が口笛で『乳母の踊り』の
個所
(
ところ
)
を吹くと、それにつれて、テレーズの
自動弾条人形
(
ペトルーシュカ
)
が動き出すというのではないのです。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
いかに
訊
(
たず
)
ねても
訊
(
たず
)
ねても、
竜神
(
りゅうじん
)
の
生活
(
せいかつ
)
は
何
(
なに
)
やら
薄
(
うす
)
い
幕
(
まく
)
を
隔
(
へだ
)
てたようで、シックリとは
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちない
個所
(
ところ
)
がございます。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
▼ もっと見る
時々暗い
個所
(
ところ
)
で駕籠を停めて前棒が
闇黒
(
やみ
)
に隠れることがあったが、
酒代
(
さかて
)
でも
強請
(
ねだ
)
りに客を追うのだろうくらいに考えて、辰は別に気にもとめなかったというが
早耳三次捕物聞書:01 霙橋辻斬夜話
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
それが盤根錯綜として重なり合っている
個所
(
ところ
)
の形状を、何かの動機で知ることが出来はしまいかと考えたのだ。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
さてこそ独り胸に
頷首
(
うなず
)
いて、勘次はすこし離れた
個所
(
ところ
)
に立っておりきの家へ張り込もうと考えたが、見つけられては面白くない、身を隠す塀もがなとあたりを見廻すと
釘抜藤吉捕物覚書:09 怨霊首人形
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
激
(
はげ
)
しい
昂奮
(
こうふん
)
から
冷
(
さ
)
めた
私
(
わたくし
)
は、もちろん
私
(
わたくし
)
の
守護霊
(
しゅごれい
)
に
向
(
むか
)
っていろいろと
質問
(
しつもん
)
の
矢
(
や
)
を
放
(
はな
)
ち、それでも
尚
(
な
)
お
腑
(
ふ
)
に
落
(
お
)
ちぬ
個所
(
ところ
)
があれば、
指導役
(
しどうやく
)
のお
爺様
(
じいさま
)
にも
根掘
(
ねほ
)
り
葉掘
(
はほ
)
り
問
(
と
)
いつめました。
小桜姫物語:03 小桜姫物語
(新字新仮名)
/
浅野和三郎
(著)
それが、クリヴォフ夫人の
洗髪
(
あらいがみ
)
を怪しい男が縛りつけた——という
個所
(
ところ
)
に当る。
黒死館殺人事件
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
個
常用漢字
小5
部首:⼈
10画
所
常用漢字
小3
部首:⼾
8画
“個”で始まる語句
個
個人
個性
個中
個条
個処
個々
個奴
個躰
個個