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串戯
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じやうだん
ふりがな文庫
“
串戯
(
じやうだん
)” の例文
旧字:
串戲
串戯
(
じやうだん
)
はよして、
些細
(
さゝい
)
な
事
(
こと
)
ではあるが、おなじ
事
(
こと
)
でも、こゝは
大力
(
だいりき
)
が
可
(
い
)
い。
強力
(
がうりき
)
、と
云
(
い
)
ふと、九
段坂
(
だんざか
)
をエンヤラヤに
聞
(
き
)
こえて
響
(
ひゞき
)
が
悪
(
わる
)
い。
怪力
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
洗
(
あら
)
はせて
此室
(
こゝ
)
へ
呼
(
よ
)
びたしと
仰
(
おほ
)
せられたに
相違
(
さうゐ
)
はなし
兎
(
と
)
に
角
(
かく
)
お
上
(
あが
)
りなされよと
洗足
(
すゝぎ
)
の
湯
(
ゆ
)
まで
汲
(
く
)
んでくるゝはよも
串戯
(
じやうだん
)
にはあらざるべし
僞
(
いつは
)
りならずとせば
眞
(
しん
)
以
(
もつ
)
て
奇怪
(
きくわい
)
別れ霜
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
串戯
(
じやうだん
)
言
(
い
)
ツちやいけぬと
思
(
おも
)
ひながら『
一個
(
ひとつ
)
千兩
(
せんれう
)
でも
買
(
か
)
ふよ』と
笑
(
わら
)
ふて
答
(
こた
)
へると、
親分
(
おやぶん
)
がそれを
打消
(
うちけ
)
して。
探検実記 地中の秘密:07 末吉の貝塚
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
「
串戯
(
じやうだん
)
は串戯だが、お糸さんはまだないの、」と私は詞を改めた。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
串戯
(
じやうだん
)
はよして、私が新しい物に初めて接したやうな考へをしたのは、
春廼家
(
はるのや
)
さんの妹と背かゞみで、其のころ書生気質は評判でありましたけれども、それは後に読みました。
いろ扱ひ
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
お糸さんが来ると四人が揃つて口口に
串戯
(
じやうだん
)
を云つた。
二黒の巳
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
一
(
ひ
)
イ
二
(
ふ
)
ウ
三
(
み
)
イ、はじめるぞ、はゝゝはゝ
駆競
(
かけつくら
)
のやうだの。
何
(
なに
)
も
前後
(
あとさき
)
に
構
(
かま
)
ひごとはねえだよ。お
前様
(
めえさま
)
串戯
(
じやうだん
)
ごとではあんめえが、
何
(
なん
)
でも
仕事
(
しごと
)
するには
元気
(
げんき
)
に
限
(
かぎ
)
るだで、
景気
(
けいき
)
をつけるだ。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「
串戯
(
じやうだん
)
はよして貰はう。私は本気になつてるんだ。」
計画
(新字旧仮名)
/
平出修
(著)
「まあ、
串戯
(
じやうだん
)
は
措
(
お
)
かつせえ。……
時
(
とき
)
に
其
(
そ
)
の
坊様
(
ばうさま
)
は
何
(
なん
)
と
云
(
い
)
ふでがすね。」
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
串
常用漢字
中学
部首:⼁
7画
戯
常用漢字
中学
部首:⼽
15画
“串戯”で始まる語句
串戯口