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中
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なけ
ふりがな文庫
“
中
(
なけ
)” の例文
ハアー廿九年
前
(
めえ
)
に己を藪ん
中
(
なけ
)
え棄てた無慈悲な親だが、会って見ると懐かしいから、名告ってもれえてえと思ったに、まだ邪慳を通して
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
「あっ、糞が
眼
(
め
)
ン
中
(
なけ
)
へ
入
(
はい
)
っちゃった」と若いのが云う。
みみずのたはこと
(新字新仮名)
/
徳冨健次郎
、
徳冨蘆花
(著)
お
前
(
めえ
)
さん此の薬を
娘
(
あま
)
の口ん
中
(
なけ
)
へ
押
(
お
)
っぺし込んで……半分噛んで飲ませろよ、なに間が
悪
(
わり
)
い……横着野郎め
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
なに己ア本当に是まで苦労をしたゞもの、だから
中
(
なけ
)
え
入
(
ひえ
)
るが
宜
(
え
)
い、
入
(
ひえ
)
っても
宜
(
え
)
いかえと
引張込
(
ふっぱりこ
)
めば、其の心があっても
未
(
ま
)
だ年い行かないから間を悪がるだ、
屹度
(
きっと
)
然
(
そ
)
うだ
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
金松
(
かねまつ
)
と云う奴がいて、
其奴
(
そいつ
)
か
毀
(
こわ
)
れた碌でもねえ
行李
(
こり
)
を持っていて、自分の物は
犢鼻褌
(
ふんどし
)
でも古手拭でも
皆
(
みんな
)
其ん
中
(
なけ
)
え置くだ、或時
己
(
おれ
)
が其の行李を棚から
下
(
おろ
)
してね、明けて見ると
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
▼ もっと見る
彼処
(
あすこ
)
の喧嘩の
中人
(
ちゅうにん
)
に
這入
(
へえ
)
って謝ってくれと頼まれ、
中
(
なけ
)
え這入り、出刃庖丁でジョキ/\遣られた事も有って、何のくれえ親父が苦労をしたか知れねえが、三年あとに親父が死ぬ時に
粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分):02 粟田口霑笛竹(澤紫ゆかりの咲分)
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
母「へえ、旅の
者
(
もん
)
でござえますが、道中で
塩梅
(
あんべえ
)
が悪くなりましてね、快くなえうち歩いて来ましたから、原
中
(
なけ
)
え掛って寸白が起って
痛
(
いと
)
うごぜえますから、観音様のお堂をお借り申しました」
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
背中へ竹の突通るほど
赤坊
(
あかんぼ
)
を藪の
中
(
なけ
)
え
投
(
ほう
)
り込んで
棄
(
すて
)
るとア鬼のような心だ
名人長二
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
雪が降っても風が吹いても草鞋穿きになって
寐
(
ね
)
る目も寝ずに稼いでいるに、
汝
(
われ
)
は何だ、銭箱の
中
(
なけ
)
へ
入
(
へい
)
ってゝ楽をしようたって、そう旨くはいかねえ、稼いで
来
(
こ
)
う稼いで
来
(
こ
)
うと金の尻っぺたを
打
(
ぶ
)
つと
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
早「あんたの袂の
中
(
なけ
)
へ
書
(
け
)
えたものを
私
(
わし
)
が
投
(
ほう
)
り込んだ事があるだ」
菊模様皿山奇談
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
“中”の意味
《名詞》
【なか】 物の内側。
【チュウ】 大きいとも小さいとも言えない状態。
【チュウ】 成績評価において、優れているとも劣っているとも言えない状態。平均的。
【チュウ】 大規模な文章や書籍などで、中の方の部分。
(出典:Wiktionary)
中
常用漢字
小1
部首:⼁
4画
“中”を含む語句
家中
中央
夜中
女中
連中
日中
中心
懐中
中間
室中
山中
中風
市中
心中
最中
掌中
中止
途中
真中
中旬
...