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三重
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さんぢう
ふりがな文庫
“
三重
(
さんぢう
)” の例文
水
(
みづ
)
が
環
(
わ
)
に
成
(
な
)
つて、
颯
(
さつ
)
と
網
(
あみ
)
を
乗出
(
のりだ
)
して
展
(
ひろ
)
げた
中
(
なか
)
へ、
天守
(
てんしゆ
)
の
影
(
かげ
)
が、
壁
(
かべ
)
も
仄白
(
ほのじろ
)
く
見
(
み
)
えるまで、
三重
(
さんぢう
)
あたりを
樹
(
き
)
の
梢
(
こずゑ
)
に
囲
(
かこ
)
まれながら、
歴然
(
あり/\
)
と
映
(
うつ
)
つて
出
(
で
)
た。
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
たゞ始終論理に苦しめられてゐたのは事実である。それから
時々
(
とき/″\
)
、
頭
(
あたま
)
の
中心
(
ちうしん
)
が、
大弓
(
だいきう
)
の
的
(
まと
)
の様に、
二重
(
にぢう
)
もしくは
三重
(
さんぢう
)
にかさなる様に感ずる事があつた。ことに、
今日
(
けふ
)
は
朝
(
あさ
)
から
左様
(
そん
)
な心持がした。
それから
(新字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
三重
(
さんぢう
)
の
縁
(
へり
)
、一條の銀の
吊紐
(
つりひも
)
之に附す。 480
イーリアス:03 イーリアス
(旧字旧仮名)
/
ホーマー
(著)
聲
(
こゑ
)
も
震
(
ふる
)
へ、
身
(
み
)
も
慄
(
をのゝ
)
いて、
私
(
わたし
)
たち
二十人
(
にじふにん
)
餘
(
あま
)
りを
慌
(
あわたゞ
)
しく
呼寄
(
よびよ
)
せて、あの、
二重
(
にぢう
)
三重
(
さんぢう
)
に、
白
(
しろ
)
い
膚
(
はだ
)
に
取圍
(
とりかこ
)
ませて、
衣類
(
きもの
)
衣服
(
きもの
)
の
花
(
はな
)
の
中
(
なか
)
に、
肉身
(
にくしん
)
の
屏風
(
びやうぶ
)
させて、
一
(
ひと
)
すくみに
成
(
な
)
りました。
みつ柏
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
三
常用漢字
小1
部首:⼀
3画
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
“三重”で始まる語句
三重吉
三重奏
三重奏曲
三重唱
三重子
三重濠
三重四重
三重采女