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ろくもんせん
ふりがな文庫
“ろくもんせん”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
六文錢
66.7%
六文銭
33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
六文錢
(逆引き)
煙草盆
(
たばこぼん
)
に
香
(
かう
)
の
薫
(
かをり
)
のみして、
座
(
ざ
)
にいまだ
人影
(
ひとかげ
)
なき
時
(
とき
)
、
瀧君
(
たきくん
)
の
此
(
こ
)
の
光景
(
くわうけい
)
は、
眞田
(
さなだ
)
が
六文錢
(
ろくもんせん
)
の
伏勢
(
ふせぜい
)
の
如
(
ごと
)
く、
諸葛亮
(
しよかつりやう
)
の
八門遁甲
(
はちもんとんかふ
)
の
備
(
そなへ
)
に
似
(
に
)
て
居
(
ゐ
)
る。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
こゝに
信州
(
しんしう
)
の
六文錢
(
ろくもんせん
)
は
世々
(
よゝ
)
英勇
(
えいゆう
)
の
家
(
いへ
)
なること
人
(
ひと
)
の
能
(
よ
)
く
識
(
し
)
る
處
(
ところ
)
なり。はじめ
武田家
(
たけだけ
)
に
旗下
(
きか
)
として
武名
(
ぶめい
)
遠近
(
ゑんきん
)
に
轟
(
とゞろ
)
きしが、
勝頼
(
かつより
)
滅亡
(
めつばう
)
の
後
(
のち
)
年
(
とし
)
を
經
(
へ
)
て
徳川氏
(
とくがはし
)
に
歸順
(
きじゆん
)
しつ。
十万石
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
其
(
そ
)
の
夕刻
(
ゆふこく
)
は、
六文錢
(
ろくもんせん
)
も、
八門遁甲
(
はちもんとんかふ
)
も
何
(
なん
)
にもない。
座
(
ざ
)
に、
煙草盆
(
たばこぼん
)
を
控
(
ひか
)
へて、
私
(
わたし
)
が
先
(
ま
)
づ
一人
(
ひとり
)
、
斜
(
なゝめ
)
に
琵琶棚
(
びはだな
)
を
見込
(
みこ
)
んで、ぽかんと
控
(
ひか
)
へた。
青疊
(
あをだたみ
)
徒
(
いたづ
)
らに
廣
(
ひろ
)
くして、
大卓
(
だいたく
)
は、
浮島
(
うきしま
)
の
體
(
てい
)
である。
九九九会小記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
ろくもんせん(六文錢)の例文をもっと
(2作品)
見る
六文銭
(逆引き)
死人に
六文銭
(
ろくもんせん
)
を添へて
葬
(
ほうむ
)
るのが
古来
(
こらい
)
の
習
(
ならい
)
である。その六文銭のある間、母はわが子を養育するために毎日一文づつの飴を買つてゐたのであるが、けふは六日目でその銭も尽きた。
小夜の中山夜啼石
(新字旧仮名)
/
岡本綺堂
(著)
ろくもんせん(六文銭)の例文をもっと
(1作品)
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