“ほうせい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
砲声33.3%
法正22.2%
砲聲11.1%
捧誓11.1%
方正11.1%
萌生11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
太鼓たいこ袋笛ふくろぶえが鳴りわたりました。女たちは歌いました。そしてラクダのまわりには、喜びの砲声ほうせいが鳴りひびきました。花婿はなむこはいちばんたくさん、いちばん強く鉄砲を打ちました。
法正ほうせいあざな孝直こうちょく。もう一名は孟達もうたつ、字を子慶しけいといいます。
三国志:08 望蜀の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
大佐たいさきた! 大佐たいさきたる! 櫻木大佐さくらぎたいさ電光艇でんくわうていきたる※。』とさけひゞき砲聲ほうせい絶間たえま全艦ぜんかんわたると、軍艦ぐんかん」の士官しくわん水兵すいへい一時いちじ動搖どよめき。
やが海底戰鬪艇かいていせんとうていが、いよ/\秘密造船所ひみつざうせんじよづるはづ午前ごぜん九時くじになると、一發いつぱつ砲聲ほうせいとゞろいた。
学問というものに興味がなく、従って成績のおもしろくなかった君が、芸術に捧誓ほうせいしたい熱意をいだきながら、そのさびしくなりまさる古い港に帰る心持ちになったのはそのためだった。
生まれいずる悩み (新字新仮名) / 有島武郎(著)
かれ天性てんせいやさしいのと、ひと親切しんせつなのと、礼儀れいぎのあるのと、品行ひんこう方正ほうせいなのと、着古きぶるしたフロックコート、病人びょうにんらしい様子ようす家庭かてい不遇ふぐう、これらはみなすべ人々ひとびとあたたか同情どうじょう引起ひきおこさしめたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
人の生ずるは草木の萌生ほうせいするがごとし。その死するは枯るるがごとし。また、その子あるは種実をきて生ずるがごとし。
通俗講義 霊魂不滅論 (新字新仮名) / 井上円了(著)