“たいてい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
大抵93.0%
大底3.0%
大体2.0%
大定0.5%
大體0.5%
大帝0.5%
大程0.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その翌年も、大抵(たいてい)なら都合がつくだろうと言われた先生の話で、また桜咲く山の宿でお待ち申して居た。ところがまたいけなかった。
花幾年 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
惡業(わるさ)に染(そ)まらぬ女子(おなご)があらば、繁昌(はんじよう)どころか見(み)に來(く)る人(ひと)もあるまじ、貴君(あなた)は別物(べつもの)、私(わたし)が處(ところ)へ來(く)る人(ひと)とても大底(たいてい)はそれと思(おぼ)しめせ
にごりえ (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
「そいつあ行って見なけりゃ、ちょいと分らねえ。何なら電話で訊(き)いてみるんだ。だが大体(たいてい)間違(まちがい)はないよ。空は日本中どこへ行ったって続いてるんだから」
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
金(きん)の大定(たいてい)二十三年の秋八月、ひとりの通事(通訳)が畑の中に馬を放して豆を食わせていた。
大定(たいてい)の末年のある夜、かれは一羽の鴿(はと)を餌(えさ)として、古い墓の下に網を張り、自分はかたわらの大樹の上に攀(よ)じ登ってうかがっていると、夜の二更(にこう)(午後九時—十一時)とおぼしき頃に
殺したに相違なけれど勿々(なか/\)大體(たいてい)のことでは白状(はくじやう)すまじ牢問(らうどひ)申付るぞとて此方を向コリヤ九郎兵衞夫婦氣遣爲(す)るな子供等が解死人(げしにん)は取つて遣すぞ立て/\追て呼出すと申渡したり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
持(もつ)て下されと女に渡すに赤銅造(しやくどうづくり)の強刀と鐵の延棒(のべぼう)なれば大體(たいてい)の男にても容易に持事叶(かな)はぬ程ゆゑ女房は持(もつ)所(どころ)か大小ばかりにも困(こま)り果て然りとて否(いな)とも云はれず持には持れず如何して宜(よか)らんと身を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
「こんなペテロが、あるものか。ペテロは、こんな犬にまたがって、ニヤニヤとわらっているような、へんてこな軍人(ぐんじん)じゃない。アレキサンドル大帝(たいてい)のように、どうどうとしているのだ。」
丘の銅像 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「Nさんに乗せて貰ふから大丈夫よ、もう一人だつて大程(たいてい)平気なんだけれど——」
山を越えて (新字旧仮名) / 牧野信一(著)