“ぜんしやう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
前檣42.9%
全檣14.3%
全章14.3%
前生14.3%
前章14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
つゞいて一點いつてんまた一點いつてん都合つがふ七隻しちせき奇怪きくわいなるふね前檣ぜんしやうたか球燈きゆうとうかゝげて、長蛇ちやうだれつをなしてあらはれてた。
たとへわがふね全檣ぜんしやう蒸滊機關じようききくわん破裂はれつするまで石炭せきたんいてげやうとも如何いかうすること出來できやう。
ほとん暗誦あんせうした雨月物語うげつものがたり青頭巾あをづきん全章ぜんしやうを、ゆきにむせつゝたからかに朗讀らうどくした。
麻を刈る (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
これが所夫をつとあふがれぬべくさだまりたるは天下てんか果報くわはう一人ひとりじめ前生ぜんしやう功徳くどくいかばかみたるにかとにもひとにもうらやまるゝはさしなみの隣町となりまち同商中どうしやうちゆう老舖しにせられし松澤儀右衞門まつざはぎゑもん一人息子ひとりむすこ芳之助よしのすけばるゝ優男やさをとこ
別れ霜 (旧字旧仮名) / 樋口一葉(著)
そこでわたくしが河の方へ出て見ると、果してボオトが一艘こつそり近寄つて来ます。舵を取つてゐるのは帽子に前章ぜんしやうの附いてゐる男です。