“さんぱう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
三方85.7%
三寶14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二日(ふつか)の日(ひ)の午後(ごご)、火(ひ)と煙(けむり)を三方(さんぱう)に見(み)ながら、秋(あき)の暑(あつ)さは炎天(えんてん)より意地(いぢ)が惡(わる)く、加(くは)ふるに砂煙(さえん)の濛々(もう/\)とした大地(だいち)に茣蓙(ござ)一枚(いちまい)の立退所(たちのきじよ)から、軍(いくさ)のやうな人(ひと)ごみを、拔(ぬ)けつ、潛(くゞ)りつ
間引菜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
目的(めあて)の海岸(かいがん)——某地(ぼうち)に着(つ)くと、海(うみ)を三方(さんぱう)——見晴(みはら)して、旅館(りよくわん)の背後(うしろ)に山(やま)がある。上(うへ)に庚申(かうしん)のほこらがあると聞(き)く。……町並(まちなみ)、また漁村(ぎよそん)の屋根(やね)を、隨處(ずゐしよ)に包(つゝ)んだ波状(はじやう)の樹立(こだち)のたゝずまひ。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
こゝに、おみき所(じよ)と言(い)ふのに、三寶(さんぱう)を供(そな)へ、樽(たる)を据(す)ゑ、緋(ひ)の毛氈(まうせん)に青竹(あをだけ)の埒(らち)、高張提灯(たかはりぢやうちん)、弓張(ゆみはり)をおし重(かさ)ねて、積上(つみあ)げたほど赤々(あか/\)と、暑(あつ)くたつて構(かま)はない。
祭のこと (旧字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)