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かなづち
ふりがな文庫
“かなづち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句
割合
金槌
51.6%
鉄槌
22.7%
鉄鎚
11.7%
金鎚
7.8%
鐵槌
3.9%
鉱石槌
0.8%
鎚
0.8%
鐵鎚
0.8%
▼ 他 5 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
金槌
(逆引き)
猪之はやけに
金槌
(
かなづち
)
の音をさせた。登はお雪から手提げの籠を受取り、あとから茶を持っていく、というのを聞きながら賄所を出た。
赤ひげ診療譚:07 おくめ殺し
(新字新仮名)
/
山本周五郎
(著)
かなづち(金槌)の例文をもっと
(50作品+)
見る
鉄槌
(逆引き)
翁は、自から大きな
鉄槌
(
かなづち
)
を取り上げて、少女の両手を拡げさせて、動脈の打つ
手頭
(
てくび
)
のあたりへ五寸釘を
打
(
ぶ
)
ち込んで、白木の十字架に打ち附けた。
点
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
かなづち(鉄槌)の例文をもっと
(29作品)
見る
鉄鎚
(逆引き)
「
彼奴
(
あいつ
)
は悪魔だ。お前と俺の生涯をドン底まで
詛
(
のろ
)
って来た奴だ。今度彼奴に会ったら、
鉄鎚
(
かなづち
)
で脳天を喰らわしてやるんだぞ。いいか。忘れるなよ」
鉄鎚
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
かなづち(鉄鎚)の例文をもっと
(15作品)
見る
▼ すべて表示
金鎚
(逆引き)
ビスケットを
籠
(
かご
)
の横木の間に糸で結びつけてやる。すると、彼が食うのはその糸だけだ。彼はまるで
金鎚
(
かなづち
)
のような勢いで、そのビスケットを押したり突っついたりする。
博物誌
(新字新仮名)
/
ジュール・ルナール
(著)
かなづち(金鎚)の例文をもっと
(10作品)
見る
鐵槌
(逆引き)
可哀氣
(
かはいげ
)
に、
苦勞
(
くらう
)
で
氣
(
き
)
やみに
煩
(
わづら
)
つて、
帶
(
おび
)
をしめてもゆるむほど、
細々
(
ほそ/″\
)
と
成
(
な
)
つて
居
(
ゐ
)
るものを、
鐵槌
(
かなづち
)
で
打
(
う
)
つやうに、がん/\と、あたまへ
響
(
ひゞ
)
くまで
申
(
まを
)
しましたわ。
三人の盲の話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
かなづち(鐵槌)の例文をもっと
(5作品)
見る
鉱石槌
(逆引き)
どれもこれも山男のようなたくましい
筋肉
(
きんにく
)
と、
獰猛
(
どうもう
)
な
形相
(
ぎょうそう
)
をもっていて、
尻切襦袢
(
しりきりじゅばん
)
へむすんだ三
尺
(
じゃく
)
帯
(
おび
)
の
腰
(
こし
)
には、一本ずつの
山刀
(
やまがたな
)
と、一本ずつの
鉱石槌
(
かなづち
)
をはさんでいる。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
荒仕事
(
あらしごと
)
と山には
馴
(
な
)
れきった者ばかり、手に手に
鷹
(
たか
)
のくちばしのように光る
鉱石槌
(
かなづち
)
を持ち、木の根にひっかけ、
崖
(
がけ
)
によじ、
清水
(
しみず
)
と
岩脈
(
がんみゃく
)
のかたちをさっして、それらしい所をさがし
廻
(
まわ
)
っているうちに
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
かなづち(鉱石槌)の例文をもっと
(1作品)
見る
鎚
(逆引き)
…鍛冶屋から
鎚
(
かなづち
)
で鉄板を打つ耳を掻き
毮
(
むし
)
る様な音が聞え、鎔鉱炉からは赤く火影が差し、煤が渦を巻いて立昇って居た。
大衆文芸作法
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
かなづち(鎚)の例文をもっと
(1作品)
見る
鐵鎚
(逆引き)
僕はそれを見て可哀相で
耐
(
たま
)
らんので、そのあとで心を籠めて慰めようと、一二言言ひかくると、
彼女
(
かれ
)
は曰くサ、
否
(
いえ
)
ネ、向うが
鐵鎚
(
かなづち
)
で此方も鐵鎚なら火も出ませうけれど、此方は眞綿なんですからね
一家
(旧字旧仮名)
/
若山牧水
(著)
かなづち(鐵鎚)の例文をもっと
(1作品)
見る
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