“げんのう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
玄翁64.0%
玄能28.0%
鉄槌8.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
多勢手が揃つたところでいろ/\手分けをしてさがすと、第一番に縁の下に役り込んであつた血だらけの玄翁げんのうを文七が見付けてくれます。
これはそれまでにめいめいその準備したくをしていることではあるが、持合せのないもの、または当夜に限って必要なもの、たとえば槍、薙刀なぎなた、弓矢の類を始めとして、おのかすがい玄能げんのう懸矢かけや竹梯子たけばしご細引ほそびき
四十八人目 (新字新仮名) / 森田草平(著)
おゝおゝ、どうかしましたか。大きな、大きな鉄槌げんのうで、黙って坐って居る父様の、頭を打って幾つも打って、頭が半分こわれたので坊は大変びっくりした。
五重塔 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)