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玄能
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げんのう
ふりがな文庫
“
玄能
(
げんのう
)” の例文
「そんな証拠は残さねえが、首を絞めて殺した上、生き返っちゃ悪いと思ったか、
玄能
(
げんのう
)
で頭を叩き割って行った」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
これはそれまでにめいめいその
準備
(
したく
)
をしていることではあるが、持合せのないもの、または当夜に限って必要なもの、たとえば槍、
薙刀
(
なぎなた
)
、弓矢の類を始めとして、
斧
(
おの
)
、
鎹
(
かすがい
)
、
玄能
(
げんのう
)
、
懸矢
(
かけや
)
、
竹梯子
(
たけばしご
)
、
細引
(
ほそびき
)
四十八人目
(新字新仮名)
/
森田草平
(著)
竹ばしご、
玄能
(
げんのう
)
、
鉄
(
かな
)
てこ、木てこ。
新編忠臣蔵
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そんな證據は殘さねえが、首を
絞
(
し
)
めて殺した上、生き返つちや惡いと思つたか、
玄能
(
げんのう
)
で頭を叩き割つて行つた」
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
引いて、頭痛がするんだ相で、——
玄能
(
げんのう
)
で毆つたつて、痛むやうな頭ぢや無いが、變ぢやありませんか、親分
銭形平次捕物控:263 死の踊り子
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
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わざと物置から持出した大綱で絞めて、
玄能
(
げんのう
)
で頭を割るのは細工が過ぎて本当らしくない。自分の非力を
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
わざと物置から持出した大綱で絞めて、
玄能
(
げんのう
)
で頭を割るのは細工が過ぎて本當らしくない。自分の非力を
銭形平次捕物控:113 北冥の魚
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
「出來ない事ぢやないよ。
母親
(
おふくろ
)
と
共謀
(
ぐる
)
でやれば、思ひの外手輕に拔け出せるし、鑿は、又六が居眠でもして居るところを狙つて背後から
玄能
(
げんのう
)
か何かで叩き込むんだ」
銭形平次捕物控:028 歎きの菩薩
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
現に今朝主人に言ひつけられた下男の猪之松が、大
鑿
(
のみ
)
を持出して、
玄能
(
げんのう
)
で叩いて、無理をしてコジ開けた新しい
損傷
(
きず
)
が、敷居にも雨戸の
框
(
かまち
)
に麗々と殘つてゐるのです。
銭形平次捕物控:314 美少年国
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
玄
常用漢字
中学
部首:⽞
5画
能
常用漢字
小5
部首:⾁
10画
“玄”で始まる語句
玄人
玄関
玄蕃
玄關
玄米
玄翁
玄
玄冶店
玄妙
玄徳