“金鎚”の読み方と例文
読み方割合
かなづち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば刑務所と工場の仕事場では音楽に交じる金鎚かなづちの音が繰り返され、両方の食堂では食器の触れ合うような音の簡単な旋律が繰り返される。
映画雑感(Ⅰ) (新字新仮名) / 寺田寅彦(著)
ビスケットをかごの横木の間に糸で結びつけてやる。すると、彼が食うのはその糸だけだ。彼はまるで金鎚かなづちのような勢いで、そのビスケットを押したり突っついたりする。
博物誌 (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
漸次仕事が広げられ、のこぎりはさみ金鎚かなづちに及び、更に栄えるにつれて機械を入れ、ナイフ、フォークの類にも及び、盛に中央の都市のもとめに応じ大きな産業へと発展しました。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)