鉱石槌かなづち)” の例文
どれもこれも山男のようなたくましい筋肉きんにくと、獰猛どうもう形相ぎょうそうをもっていて、尻切襦袢しりきりじゅばんへむすんだ三じゃくおびこしには、一本ずつの山刀やまがたなと、一本ずつの鉱石槌かなづちをはさんでいる。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
荒仕事あらしごとと山にはれきった者ばかり、手に手にたかのくちばしのように光る鉱石槌かなづちを持ち、木の根にひっかけ、がけによじ、清水しみず岩脈がんみゃくのかたちをさっして、それらしい所をさがしまわっているうちに
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)