“ハンマー”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鉄槌40.0%
20.0%
20.0%
鉄鎚20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
職工たちは、手に手に鉄槌ハンマーを握り、機械に油をさして、技師長武田博士の来るのを待っているのだ。
昭和遊撃隊 (新字新仮名) / 平田晋策(著)
その代りに彼の手は、腰のバンドを探って、そこに挟んであった金槌かなづちのような物を握りしめていた。それはトム公の職業用のカンカンハンマーである。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
方々の船で仕事をしているかんかんハンマーの音がうららかだった。トム公のために唄うように、かんかん日和びよりを唄が流れた——
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
モスコーの空高く鎌とハンマーの赤旗が翻ったその日のことを
間島パルチザンの歌 (新字旧仮名) / 槙村浩(著)
鍛冶かじ屋の鉄鎚ハンマー天降あまくだらせるか何かしたら、私は差し詰め悪魔以上の人間になれる訳だけど、しかし、一方から見ると、それは立派な親孝行にもなるのだから何にもならない。
鉄鎚 (新字新仮名) / 夢野久作(著)