“かいか”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
階下36.4%
怪火27.3%
開化27.3%
潰家4.5%
械枷4.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
至極しごく上手の女にあらざれば此おはたやをたつる事なければ、婦女ふぢよらがこれをうらやむ事、比諭たとへ階下かいかにありて昇殿しようでんくらゐをうらやむがごとし。
怪火かいかがゆらぎ(これは一郎のもっていた懐中電灯のことだ)それから朝になっていってみると、約百頭のもぐらが、折角せっかく手入れしてあったゴルフ場のフェアウェイを
未来の地下戦車長 (新字新仮名) / 海野十三(著)
彼は倭文子の同意を得て、おちゃみずの「開化かいかアパート」を訪ねた。そこに有名な素人探偵、明智小五郎あけちこごろうが住んでいたのだ。
吸血鬼 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
大正十四年たいしようじゆうよねん五月二十三日ごがつにじゆうさんにち但馬地震たじまぢしんおいて、震原地しんげんちあたれる田結村たいむらおいては、全村ぜんそん八十三戸中はちじゆうさんこちゆう八十二戸はちじゆうにこつぶれ、六十五名ろくじゆうごめい村民そんみん潰家かいか下敷したじきとなつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
市街しがい中心地ちゆうしんちける潰家かいかもとに、大火災だいかさいとなるべき火種ひだね培養ばいようせられつゝあつたことを氣附きづかないでゐたのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
衣をいで之をばくし、とうを挙げて之をるに、刀刃とうじん入るあたわざりければ、むを得ずしてまた獄に下し、械枷かいかたいこうむらせ、鉄鈕てっちゅうもて足をつなぎ置きけるに、にわかにして皆おのずから解脱げだつ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)