“砍”の読み方と例文
読み方割合
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
げに木には望あり。そは復活しまた復活す、らるるともまた芽を出し枝をひろげる。桑の如きくぬぎの如き、わざと砍りてその生命を永久に新鮮ならしむる者さえある。
ヨブ記講演 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
ラこれをぬすみ聞き、その夜木槐きくれに自分の衣を臥内ねやに入れ、身を隠し居るとは知らぬ竜輩来て、木が屑になるまでり砕いて去った。ラ還って木を捨てその跡へ臥す。
衣をいで之をばくし、とうを挙げて之をるに、刀刃とうじん入るあたわざりければ、むを得ずしてまた獄に下し、械枷かいかたいこうむらせ、鉄鈕てっちゅうもて足をつなぎ置きけるに、にわかにして皆おのずから解脱げだつ
運命 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)