潰家かいか)” の例文
大正十四年たいしようじゆうよねん五月二十三日ごがつにじゆうさんにち但馬地震たじまぢしんおいて、震原地しんげんちあたれる田結村たいむらおいては、全村ぜんそん八十三戸中はちじゆうさんこちゆう八十二戸はちじゆうにこつぶれ、六十五名ろくじゆうごめい村民そんみん潰家かいか下敷したじきとなつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
市街しがい中心地ちゆうしんちける潰家かいかもとに、大火災だいかさいとなるべき火種ひだね培養ばいようせられつゝあつたことを氣附きづかないでゐたのである。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
八、 潰家かいかからの發火はつか地震直後ぢしんちよくごおこることもあり、一二時間いちにじかんのちおこることもある。油斷ゆだんなきことをようする。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)