“全村”の読み方と例文
読み方割合
ぜんそん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
けばこのむらはかつて壯丁そうてい多數たすう出漁中しゆつりようちゆうしつして全村ぜんそん灰燼かいじんしたことがあるさうで、これにかんがみて其後そのご女子じよし消防隊しようぼうたいをも編成へんせい
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
大正十四年たいしようじゆうよねん五月二十三日ごがつにじゆうさんにち但馬地震たじまぢしんおいて、震原地しんげんちあたれる田結村たいむらおいては、全村ぜんそん八十三戸中はちじゆうさんこちゆう八十二戸はちじゆうにこつぶれ、六十五名ろくじゆうごめい村民そんみん潰家かいか下敷したじきとなつた。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)
もし村民そんみん訓練くんれん不行屆ふゆきとゞきであり、あるひすことを第二だいににしたならば、おそらくは全村ぜんそん烏有うゆうし、人命じんめい損失そんしつたすけられた五十八名ごじゆうはちめいなかにもおよんだであらう。
地震の話 (旧字旧仮名) / 今村明恒(著)