“潰裂”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かいれつ50.0%
くわいれつ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
小さな声大きな声、バスとバリトンの差はあれども声々は熱狂にふるえていた、実際それは若き純粋な血と涙が一度に潰裂かいれつした至情の洪水こうずいであった。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
もしことやぶるれば町長の不名誉、助役の涜職とくしょく、そうして同志会の潰裂かいれつになる。猛太はいま浮沈ふちんの境に立っている。
ああ玉杯に花うけて (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
自然も破壞潰裂くわいれつさせられるのを如何いかんともし難い。
華厳滝 (旧字旧仮名) / 幸田露伴(著)