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おちいり
語句 | 割合 |
落入 | 50.0% |
墜 | 25.0% |
陷入 | 25.0% |
俄かに
暑氣つよくなりし
八月の
中旬より
狂亂いたく
募りて
人をも
物をも
見分ちがたく、
泣く
聲は
晝夜に
絶えず、
眠るといふ
事ふつに
無ければ
落入たる
眼に
形相すさまじく
此世の
人とも
覺えずなりぬ
人熊の穴に
墜て熊に助られしといふ
話諸書に
散見すれども、其
実地をふみたる人の
語りしは
珍ければこゝに
記す。
足に
蹈力なきゆゑおのれがちからに
己が
躰を
転倒、雪の
裂隙より
遙の谷底へ
墜けるが、雪の上を
濘落たるゆゑ
幸に
疵はうけず、しばしは夢のやう也しがやう/\に心付
落せしより
※らずも
無實の罪に
陷入一
旦入牢仰せ付られけるが
上に
聖賢の
公存ませば下に
忠良の臣あつて
能國家を
補翼す故に今
斯明白に
善惡邪正を