“陷入”のいろいろな読み方と例文
新字:陥入
読み方割合
おちい25.0%
おちいり25.0%
おとしい25.0%
おとしいれ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上げおそれながら申上ます其儀は私し一向におぼえ御座りません然るに高田の役所に於て數度すど拷問がうもん骨々ほね/″\くだけ苦痛に堪兼たへかね是非なく無實むじつの罪に陷入おちいりし所又々再應さいおうの御吟味まことに有難仕合せに存じ奉ります訴訟人そしようにん憑司ひようじ現在げんざい私しの伯父ゆゑ如何成前世の業因ごふいんかと存じ斷念あきらめ無實むじつつみふくせしと申立ければ越前守殿是を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
落せしよりはからずも無實むじつの罪に陷入おちいりたん入牢仰せ付られけるがかみ聖賢せいけんきみましませば下に忠良ちうりやうの臣あつてよく國家を補翼ほよくす故に今かく明白めいはく善惡ぜんあく邪正じやしやう
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
平次は靜かに反問しましたが、話が少しうま過ぎて、彦太郎を陷入おとしいれるためのこしらへごとのやうでもあります。
以て證據しようことなし人殺しは九助と牢問らうどひに及びしならん依て九助は呵責かしやく苦痛くつうたへ兼て其罪に陷入おとしいれしを其方は一途に人殺しは九助なりと心得しに相違さうゐ有まじと申さるゝを理左衞門はおのれが落度にならんを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)