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『病』
ふりがな文庫
『
病
(
やまい
)
』
○明治廿八年五月大連湾より帰りの船の中で、何だか労れたようであったから下等室で寝て居たらば、鱶が居る、早く来いと我名を呼ぶ者があるので、はね起きて急ぎ甲板へ上った。甲板に上り著くと同時に痰が出たから船端の水の流れて居る処へ何心なく吐くと痰で …
著者
正岡子規
ジャンル
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆
初出
「ホトトギス 第三巻第三号」1899(明治32)年12月10日
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約8分(500文字/分)
朗読目安時間
約13分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
揺
(
ゆる
)
後
(
おく
)
戦
(
いくさ
)
咽
(
む
)
尽
(
ことごと
)
烈
(
はげし
)
賄
(
まかない
)
痰
(
たん
)
紛
(
まぎ
)
煩悶
(
はんもん
)
無聊
(
ぶりょう
)
灯
(
ひ
)
漸
(
ようや
)
漏
(
も
)
浦
(
うら
)
油単
(
ゆたん
)
歩行
(
ある
)
梯子
(
はしご
)
硯
(
すずり
)
鼎
(
かなえ
)
緑青
(
ろくしょう
)
罵
(
ののし
)
罹
(
かか
)
肴
(
さかな
)
艀
(
はしけ
)
行李
(
こうり
)
輿論
(
よろん
)
釣台
(
つりだい
)
隙間
(
すきま
)
革包
(
かばん
)
餌食
(
えじき
)
鱶
(
ふか
)
黍稈
(
むぎわら
)
仇名
(
あだな
)
喘
(
あえ
)
介抱
(
かいほう
)
仕遂
(
しと
)
俄
(
にわか
)
兀山
(
はげやま
)
凱旋
(
がいせん
)
労
(
つか
)
動悸
(
どうき
)
募
(
つの
)
卑怯
(
ひきょう
)
危篤
(
きとく
)
卸
(
おろ
)
咯
(
は
)
咯血
(
かっけつ
)
桟敷
(
さじき
)
固唾
(
かたず
)
壇
(
だん
)
外套
(
がいとう
)
奇麗
(
きれい
)
妬
(
ねた
)
宇品
(
うじな
)
彦島
(
ひこしま
)
忽
(
たちま
)
悉
(
ことごと
)
悔
(
くや
)
愁眉
(
しゅうび
)
拭
(
ふ
)
最
(
も
)