“彦島”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひこしま75.0%
ひこじま25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
早く妻君の顔が見たいと思うて居るのも二人や三人はあるらしい。翌日は彦島ひこしまへ上って風呂にはいった。着物も消毒してもろうた。
(新字新仮名) / 正岡子規(著)
彦島ひこしま貯炭場での昼休みである。彦島は、下関とは川を一つ隔てているだけであるが、市街地の方とは、まったく違った雰囲気があった。
花と龍 (新字新仮名) / 火野葦平(著)
「いえ。あれやあ母島の彦島ひこじまでございます。船島は、もう少し行かないと、よくお分りになりますまい。彦島の北東に、五、六町ほど離れて、のようにひらたく在るのがそれで——」
宮本武蔵:08 円明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)