“彦兵衛”の読み方と例文
旧字:彦兵衞
読み方割合
ひこべえ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしろの方に控えていた双方の町名主と付添人つきそいにんたちは、びくっとして、金貸の彦兵衛ひこべえが、う答えるかと、つばをのんで見まもっていた。
鍋島甲斐守 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あかり背負しょった五十年配の屈強な親仁おやじ、左官の彦兵衛ひこべえといえば、仕事のうまいよりは、頑固一徹なので界隈かいわいに知られた顔です。
「やあ、彦兵衛ひこべえ。今日は用人の代理に参った」
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻 (新字新仮名) / 林不忘(著)