“彦右衛門”の読み方と例文
読み方割合
ひこえもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一益の通称は、彦右衛門ひこえもんといった。織田方では一方の部隊長であり、鉄砲に詳しく、射撃の上手だった。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
八歳になるせがれ桃丸ももまる、三歳になる兼吉かねよしの名も出ていた。それから、武田彦右衛門ひこえもんの忰で十二歳になる三郎、十歳になる二男の金四郎、八歳になる三男の熊五郎くまごろうの名も出ていた。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
後続隊の野村伝兵衛でんべえ、山崎彦右衛門ひこえもん篠原一孝しのはらかずたかなどの人々も、それぞれ一手一手の兵をつれて、城下いちめんに展戦し、前田方の犠牲者も少なくはなかったが、佐々軍は
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)