“伊右衛門”の読み方と例文
読み方割合
いえもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今日あることはみんな予期していたし、誰にもいまさらといなぐさめの言葉などはなかった。ひるすこしまわってから本家にあたる佐野伊右衛門いえもんが来た。
日本婦道記:松の花 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
居谷岩子女史おいわさん伊右衛門いえもんどのをうらむ比などにあらず、可愛さあまって憎さが十の十幾倍という次第であった。
▲『四谷』の芝居といえば、十三年前に亡父おやじが歌舞伎座でした時の、伊右衛門いえもん八百蔵やおぞうさんでしたが、お岩様のばちだと言って、足に腫物しゅもつが出来た事がありました。
薄どろどろ (新字新仮名) / 尾上梅幸(著)