“危篤”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きとく92.6%
あぶな3.7%
あつ1.9%
あつし1.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
今はただ与倉中佐の危篤きとくを告げるのみでよい。最高なほまれを伝えるおごそかな軍務のひとつとして行えばよい。——が、そうできるか否か。
日本名婦伝:谷干城夫人 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
あの危篤あぶなかった二三日の間などは取り扱いにくくて大変弱らせられましたと答えた。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
危篤あつゆる今の束の間を
泣菫詩抄 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫(著)
驚駭おどろきむねはふたぎぬ、危篤あつしれぬ。
白羊宮 (旧字旧仮名) / 薄田泣菫薄田淳介(著)