“きとく”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
危篤79.4%
奇特15.9%
記得3.2%
既得1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
危篤きとくなような気がする。野々宮君の駆けつけ方がおそいような気がする。そうして妹がこのあいだ見た女のような気がしてたまらない。
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
生涯かかって人が見ておらないときに、後世に事業を遺そうというところの奇特きとくの心より、二人の兄弟はこの大事業をなしました。
後世への最大遺物 (新字新仮名) / 内村鑑三(著)
三々は白し記得きとくす去年この道よりす
郷愁の詩人 与謝蕪村 (新字新仮名) / 萩原朔太郎(著)
もっ既得きとくの功名をまっとうせんことを祈るのみ。
瘠我慢の説:02 瘠我慢の説 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)