トップ
>
同
>
おなじく
ふりがな文庫
“
同
(
おなじく
)” の例文
恭忠は備後国福山の城主
阿部
(
あべ
)
伊勢守
正倫
(
まさとも
)
、
同
(
おなじく
)
備中守
正精
(
まさきよ
)
の二代に仕えた。その
男
(
だん
)
枳園を挙げたのは、
北八町堀
(
きたはっちょうぼり
)
竹島町
(
たけしまちょう
)
に住んでいた時である。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
同
(
おなじく
)
三十日には、寛は蕨を採りて喰料を補わんとして、草鞋はきにて
藁叺
(
わらかます
)
を脊負い、手には小なる籠を持ち、籠に
満
(
みつ
)
る時は藁叺に入るる事とせり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
所へ通りかゝりましたは土岐伊豫守様の御家来
原丹治
(
はらたんじ
)
同
(
おなじく
)
丹三郎
(
たんざぶろう
)
という親子の侍、湯治に参りまして帰り掛けに、先程から女の声で人殺しと云うは何事なるかと急いで来て見ると
塩原多助一代記
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
同
(
おなじく
)
角町
(
すみちょう
)
海老屋
(
えびや
)
の女郎客の難に逢いし事
雪柳
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
弁慶は夏もかこみの羽織かな
同
(
おなじく
)
江戸芸術論
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
同
(
おなじく
)
見習 近藤七郎右衛門
南国太平記
(新字新仮名)
/
直木三十五
(著)
玄川先祖より次第にはかう記してある。「
法眼
(
はふげん
)
紹巴、
同
(
おなじく
)
玄仍
(
げんじよう
)
、同玄陳、同玄俊、玄心、
紹尹
(
せうゐん
)
、玄立、玄立、
法橋
(
ほつけう
)
玄川寛政六年六月二十日法橋」
寿阿弥の手紙
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
同
(
おなじく
)
廿五日、寛は帰塲せり。
関牧塲創業記事
(新字新仮名)
/
関寛
(著)
取巻は河原崎座の作者岩井紫玉、同座附茶屋の主人武田屋馬平、品川の
幇間
(
ほうかん
)
富本
登名太夫
(
となたゆう
)
、
同
(
おなじく
)
熨斗太夫
(
のしたゆう
)
、桜川善二坊、その他俳諧師
牧乙芽
(
まきおつが
)
、力士
勢藤吾
(
いきおいとうご
)
等であった。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
同
(
おなじく
)
唐人町で話してゐた二人も、濱田太左衞門が一人斬つて一人取り逃がした。町人共は震え上がつた。
栗山大膳
(旧字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
大岡
紀伊守忠愛
(
きいのかみたゞちか
)
の預つてゐた平山助次郎、大阪から護送して来た吉見九郎右衛門、
同
(
おなじく
)
英太郎、河合
八十次郎
(
やそじらう
)
、大井正一郎、
安田図書
(
やすだづしよ
)
、大西
与五郎
(
よごらう
)
、
美吉屋
(
みよしや
)
五郎兵衛、
同
(
おなじく
)
つね
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
また吉原に往った時に呼ばれたものは都
有中
(
うちゅう
)
、
同
(
おなじく
)
権平、同米八、清元千蔵、同仲助、桜川寿六、花柳鳴助等である。中にも有中は香以がその
頓才
(
とんさい
)
を称して、常に
傍
(
かたわら
)
に侍せしめた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
これに反して
所謂
(
いわゆる
)
庵室は昔馴染の芸人等の遊所となった。俳優中では市川新車、
同
(
おなじく
)
市蔵、同九蔵、板東
家橘
(
かきつ
)
等が常の客であった。新車は後の門之助、家橘は後の五代目菊五郎である。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
抽斎の妻
比良野氏
(
ひらのうじ
)
が「徧照院妙浄日法大姉」とし、
同
(
おなじく
)
岡西
(
おかにし
)
氏が「法心院妙樹日昌大姉」としてあったが、その石の折れてしまった
迹
(
あと
)
に、今の終吉さんの父の墓が建てられたのだそうである。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
「山本宇平殿、
同
(
おなじく
)
九郎右衛門殿、桜井須磨右衛門、平安」と読んだ時、木賃宿でも主従の礼儀を守る文吉ではあるが、兼て聞き知っていた
後室
(
こうしつ
)
の里からの手紙は、なんの用事かと気が
急
(
せ
)
いて
護持院原の敵討
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
多紀
安琢
(
あんたく
)
、
同
(
おなじく
)
元佶
(
げんきつ
)
、伊沢柏軒、山田
椿庭
(
ちんてい
)
らが
病牀
(
びょうしょう
)
に侍して治療の手段を尽したが、功を奏せなかった。椿庭、名は
業広
(
ぎょうこう
)
、通称は
昌栄
(
しょうえい
)
である。抽斎の父
允成
(
ただしげ
)
の門人で、允成の歿後抽斎に従学した。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
平八郎は
倅
(
せがれ
)
格之助、瀬田以下の
重立
(
おもだ
)
つた人々を呼んで、
手筈
(
てはず
)
の
通
(
とほり
)
に取り掛かれと命じた。北側の
今橋筋
(
いまばしすぢ
)
には
鴻池屋
(
こうのいけや
)
善右衛門、
同
(
おなじく
)
庄兵衛、同善五郎、天王寺屋五兵衛、平野屋五兵衛等の
大商人
(
おほしやうにん
)
がゐる。
大塩平八郎
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
“同”の意味
《名詞》
(ドウ)文書中、叙述が記載である場合の表現。
(出典:Wiktionary)
同
常用漢字
小2
部首:⼝
6画
“同”を含む語句
同胞
同一
同伴
同情
一同
同志
同行
同伴者
同僚
同様
共同
同時
同人
同級
御同伴
異口同音
同衾
同朋町
同年
同腹
...