“頓才”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
とんさい85.7%
ヰツト14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
唯、明治・大正の新短歌以前は、その発生の因縁からして、かけあい・頓才とんさい問答・あげ足とり・感情誇張・劇的表出を採る癖が離れきらないで居た。
歌の円寂する時 (新字新仮名) / 折口信夫(著)
下し置れける是ひとへ住持ぢうぢ祐然いうねん發明はつめい頓才とんさいの一言に依て末代まつだい寺號じがうかゞやかせり且又見知人として出府せし甚左衞門善助の兩人へは越前守より目録もくろく其外の品々を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
元来は真の頓才ヰツトによる問答であつたらうが、次第に固定して双方ともにきまつたものをくり返す様になつた事である。唯、僅かづゝの当意即妙式な変化と、順序の飛躍とがあつたに過ぎないであらう。