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とんさい
ふりがな文庫
“とんさい”の漢字の書き方と例文
語句
割合
頓才
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
頓才
(逆引き)
中にも良三の父は神田
松枝町
(
まつえだちょう
)
に開業して、市人に
頓才
(
とんさい
)
のある、
見立
(
みたて
)
の上手な医者と称せられ、その
肥胖
(
ひはん
)
のために
瞽者
(
こしゃ
)
と
看錯
(
みあやま
)
らるる
面
(
おもて
)
をば
汎
(
ひろ
)
く
識
(
し
)
られて、家は富み栄えていた。
渋江抽斎
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
格式に
拘泥
(
こうでい
)
しない自由な行き方の誹諧であるのか、機知
頓才
(
とんさい
)
を
弄
(
ろう
)
するのが滑稽であるのか、あるいは有心無心の無心がそうであるのか、なかなか容易には捕捉し難いように見える。
俳諧の本質的概論
(新字新仮名)
/
寺田寅彦
(著)
また吉原に往った時に呼ばれたものは都
有中
(
うちゅう
)
、
同
(
おなじく
)
権平、同米八、清元千蔵、同仲助、桜川寿六、花柳鳴助等である。中にも有中は香以がその
頓才
(
とんさい
)
を称して、常に
傍
(
かたわら
)
に侍せしめた。
細木香以
(新字新仮名)
/
森鴎外
(著)
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