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たくはへ
ふりがな文庫
“
貯
(
たくはへ
)” の例文
此近在の
農人
(
のうにん
)
おのれが田地のうちに
病鶴
(
やめるつる
)
ありて
死
(
し
)
にいたらんとするを見つけ、
貯
(
たくはへ
)
たる
人参
(
にんじん
)
にて鶴の病を
養
(
やしなひ
)
しに、日あらず
病
(
やまひ
)
癒
(
いえ
)
て飛去りけり。
北越雪譜:06 北越雪譜二編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
そは寺院の
貯
(
たくはへ
)
は皆神によりて求むる民の物にて、親戚またはさらに
賤
(
いや
)
しき人々の物ならざればなり 八二—八四
神曲:03 天堂
(旧字旧仮名)
/
アリギエリ・ダンテ
(著)
一人
(
ひとり
)
の
婢女
(
はしため
)
も去りて、すこしの
貯
(
たくはへ
)
もむなしく、其の年も暮れぬ。年あらたまりぬれども
猶
(
なほ
)
をさまらず。
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
「我を救ひ玉へ、君。わが恥なき人とならんを。母はわが彼の言葉に従はねばとて、我を打ちき。父は死にたり。
明日
(
あす
)
は葬らでは
愜
(
かな
)
はぬに、家に一銭の
貯
(
たくはへ
)
だになし。」
舞姫
(新字旧仮名)
/
森鴎外
(著)
鳥越
(
とりごえ
)
に世帶を持つて、
貯
(
たくはへ
)
の小金を融通し、利潤が積つてかなりの身代を作りましたが、今から三年前他界、世帶はそのまゝ總領の宗太郎が繼いで僅か三年の間乍ら、酒や女はもとより
銭形平次捕物控:046 双生児の呪
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
▼ もっと見る
廓
(
くるわ
)
にて
若
(
わか
)
い者と云私し宅に五ヶ年の間
相勤
(
あひつと
)
めます中少しも
後暗
(
あとくら
)
きこともなく實に
正直
(
しやうぢき
)
正路
(
しやうろ
)
の者なりと言ければ大岡殿は其傳吉事
奉公
(
ほうこう
)
中給金其外にて百五十兩程
貯
(
たくはへ
)
其元
(
そのもと
)
へ預け歸國の節
持返
(
もちかへ
)
りしと申が然樣成や四郎左衞門如何にも五ヶ年の内に
私
(
わたく
)
しへ百廿兩
預
(
あづ
)
け置歸國の
節
(
せつ
)
其金を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
此近在の
農人
(
のうにん
)
おのれが田地のうちに
病鶴
(
やめるつる
)
ありて
死
(
し
)
にいたらんとするを見つけ、
貯
(
たくはへ
)
たる
人参
(
にんじん
)
にて鶴の病を
養
(
やしなひ
)
しに、日あらず
病
(
やまひ
)
癒
(
いえ
)
て飛去りけり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
雪中
第
(
だい
)
一の
用具
(
ようぐ
)
なれば、山中の人これを作りて
里
(
さと
)
に
売
(
うる
)
、
家毎
(
いへごと
)
に
貯
(
たくはへ
)
ざるはなし。雪を
掘
(
ほ
)
る
状態
(
ありさま
)
は
図
(
づ
)
にあらはしたるが
如
(
ごと
)
し。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
貯
(
たくはへ
)
たる
菓子
(
くわし
)
をかの三人の娘にもとらせければ、三人
炉
(
ろ
)
に
腰
(
こし
)
かけて
箕居
(
ふみはだかり
)
、
足
(
あし
)
を
灰
(
はひ
)
のなかへふみ入れ
珍
(
めづらし
)
がりてくわしを
喰
(
くら
)
ふ。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
貯
常用漢字
小5
部首:⾙
12画
“貯”を含む語句
貯蓄
貯金
貯藏
貯蔵
貯金帳
貯水池
貯蔵庫
御貯
貯蓄心
貯髯
貯金筒
貯蔵高
貯蔵部屋
貯蔵槽
貯蓄債券
貯水溝
貯水桶
貯水
貯林檎
貯叢
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