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裸體
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らたい
ふりがな文庫
“
裸體
(
らたい
)” の例文
新字:
裸体
戸が何んの抵抗もなく開いて、八五郎が突つ轉んだのは、まさに、正面佛壇の下に横たへた、
殆
(
ほと
)
んど半
裸體
(
らたい
)
の死骸の上だつたのです。
銭形平次捕物控:300 系図の刺青
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
と
揚場
(
あがりば
)
から
奧方
(
おくがた
)
が
聲
(
こゑ
)
を
懸
(
か
)
ける。
一寸
(
ちよつと
)
斷
(
ことわ
)
つて
置
(
お
)
くが、
此
(
こ
)
の
方
(
はう
)
は
裸體
(
らたい
)
でない。
衣紋
(
えもん
)
正
(
たゞ
)
しくと
云
(
い
)
つた
風
(
ふう
)
で、
朝
(
あさ
)
からの
厚化粧
(
あつげしやう
)
、
威儀
(
ゐぎ
)
備
(
そな
)
はつたものである。
銭湯
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「うん、
近
(
ちか
)
い
内
(
うち
)
に
取
(
と
)
り
掛
(
か
)
かる
裸體
(
らたい
)
のバツクに
使
(
つか
)
ふ
積
(
つも
)
りなんだよ」
画家とセリセリス
(旧字旧仮名)
/
南部修太郎
(著)
裸體
(
らたい
)
の白き
身慄
(
みぶるひ
)
は、ぬけいでむといふか
エロディヤッド
(旧字旧仮名)
/
ステファヌ・マラルメ
(著)
臺所
(
だいどころ
)
から
縁側
(
えんがは
)
に
出
(
で
)
て
仰山
(
ぎやうさん
)
に
覗
(
のぞ
)
き
込
(
こ
)
む
細君
(
さいくん
)
を「これ
平民
(
へいみん
)
の
子
(
こ
)
はそれだから
困
(
こま
)
る……
食
(
た
)
べものではないよ。」とたしなめて「
何
(
ど
)
うだい。」と、
裸體
(
らたい
)
の
音曲師
(
おんぎよくし
)
、
歌劇
(
オペラ
)
の
唄
(
うた
)
ひ
子
(
こ
)
と
言
(
い
)
ふのを
振
(
ふ
)
つて
見
(
み
)
せて
番茶話
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
裸
常用漢字
中学
部首:⾐
13画
體
部首:⾻
23画
“裸”で始まる語句
裸体
裸
裸足
裸身
裸形
裸蝋燭
裸馬
裸火
裸木
裸虫