“らたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
裸体72.0%
裸體20.0%
裸躰4.0%
鑼隊4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
背景にふねほばしらを大きくいて、其あまつた所に、際立きはだつて花やかなそらくもと、蒼黒あをぐろみづの色をあらはしたまへに、裸体らたいの労働者が四五人ゐた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
揚場あがりばから奧方おくがたこゑける。一寸ちよつとことわつてくが、はう裸體らたいでない。衣紋えもんたゞしくとつたふうで、あさからの厚化粧あつげしやう威儀ゐぎそなはつたものである。
銭湯 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
すると、人間の白い裸躰らたいが、上のほうから流れて来た。仰向けにのびのびと水面へ伸び、流れに乗ってゆっくりと浮いて来たのである。
(新字新仮名) / 山本周五郎(著)
曹操は、かくと伝え聞くや、中軍の鼓隊こたい鑼隊らたいに令して、金鼓を打たせ鉦を鳴らし、角笛を吹かせて、万雷風声、すべて敵を圧した。
三国志:05 臣道の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)