裁判所さいばんしょ)” の例文
わたしは土曜日の朝早く裁判所さいばんしょに行って、いの一番に傍聴席ぼうちょうせきにはいった。巡査じゅんさとのけんかを目撃もくげきした人たちの多くがやはり来ていた。
イワン、デミトリチ、グロモフは三十三さいで、かれはこのしつでの身分みぶんのいいもの、元来もと裁判所さいばんしょ警吏けいり、また県庁けんちょう書記しょきをもつとめたので。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
モンタギュー、其方そちは、この午後ひるごに、まうかすこともあれば、裁判所さいばんしょフリータウンへ參向さんかうせい。あらためてまうすぞ、いのちしくば、みな立退たちされ。
王さまはふたりを裁判所さいばんしょにつれてこさせました。そこで、ふたりにつみがいいわたされました。
「ああ、おまえたちとわかれるのはまったくつらい」とかれは言った。「けれど裁判所さいばんしょから支払しはらいをしろという命令めいれいを受けた。 ...
かれ半年はんとし無職むしょく徘徊うろうろしてただパンと、みずとで生命いのちつないでいたのであるが、その裁判所さいばんしょ警吏けいりとなり、やまいもっのちにこのしょくするまでは、ここにつとめっていたのであった。
六号室 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
裁判所さいばんしょは、お妃を火あぶりのけいにおこなう、と言いわたしました。
「とんだ災難さいなんまねいたがいまさらいたしかたもない。裁判所さいばんしょへ来てごらん、教訓きょうくんになることがあるであろう」
「なんでもこれは、請負人うけおいにん相手あいてどって裁判所さいばんしょへ持ち出さなければうそだと、おれはすすめておいたよ」
わたしはそのときまで、イギリスでは、拘引こういんされたあくる日、裁判所さいばんしょばれるということを知らなかった。親切な人間らしい看守は、きっとそれはあしただろうと言った。
たぶん弁護士べんごし訪問ほうもんするか、裁判所さいばんしょへ行ったのかもしれなかった。