トップ
>
薬売
>
くすりうり
ふりがな文庫
“
薬売
(
くすりうり
)” の例文
旧字:
藥賣
捻
(
つね
)
つても
確
(
たしか
)
に
活返
(
いきかへ
)
つたのぢやが、
夫
(
それ
)
にしても
富山
(
とやま
)
の
薬売
(
くすりうり
)
は
何
(
ど
)
うしたらう、
那
(
あ
)
の
様子
(
やうす
)
では
疾
(
とう
)
に
血
(
ち
)
になつて
泥沼
(
どろぬま
)
に。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
だから幹子さんをいまに
薬売
(
くすりうり
)
にするんだわ。ほら、よく薬売があんな大きな蝙蝠傘をさして来るでしょう。
大きな蝙蝠傘
(新字新仮名)
/
竹久夢二
(著)
遠
(
とほ
)
く来りたるものは宿をもとむるもあれば、
家毎
(
いへごと
)
に人つどひ、
香具師
(
かうぐし
)
の
看物
(
みせもの
)
薬売
(
くすりうり
)
の
弁舌
(
べんぜつ
)
、人の足をとゞめて
錐
(
きり
)
を
立
(
たつ
)
べき所もあらぬやう也。此初市の日は
繁花
(
はんくわ
)
の地の
喿饒
(
にぎはひ
)
にもをさ/\
劣
(
おとら
)
ず。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
毎年のように、他国から
薬売
(
くすりうり
)
がこの村に入って来たものだ。
僧
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
上を見ながら、これへ足を
踏懸
(
ふみか
)
けた時、以前の
薬売
(
くすりうり
)
がすたすたやって来て
追着
(
おいつ
)
いたが。
高野聖
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
▼ もっと見る
上
(
うへ
)
を
見
(
み
)
ながら、
之
(
これ
)
へ
足
(
あし
)
を
踏懸
(
ふみか
)
けた
時
(
とき
)
、
以前
(
いぜん
)
の
薬売
(
くすりうり
)
がすた/\
遣
(
や
)
つて
来
(
き
)
て
追着
(
おひつ
)
いたが。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
何処
(
どこ
)
までも
人
(
ひと
)
を
凌
(
しの
)
いだ
仕打
(
しうち
)
な
薬売
(
くすりうり
)
は
流盻
(
しりめ
)
にかけて
故
(
わざ
)
とらしう
私
(
わし
)
を
通越
(
とほりこ
)
して、すた/\
前
(
まへ
)
へ
出
(
で
)
て、ぬつと
小山
(
こやま
)
のやうな
路
(
みち
)
の
突先
(
とつさき
)
へ
蝙蝠傘
(
かうもりがさ
)
を
差
(
さ
)
して
立
(
た
)
つたが、
其
(
その
)
まゝ
向
(
むか
)
ふへ
下
(
お
)
りて
見
(
み
)
えなくなる。
高野聖
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
薬
常用漢字
小3
部首:⾋
16画
売
常用漢字
小2
部首:⼠
7画
“薬売”で始まる語句
薬売人