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能
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え
ロミオは
汝等をば
寢室への
通路にせうとお
思やったに、
予は
志望を
能い
遂げいで、
處女のまゝで
世を
去るのぢゃ。さ、
綱よ。さ、
乳母よ。これから
婚禮の
床へ
往かう。
バルタ いや、
僕は
能い
行きませぬ。
主人は
僕をば
既往んだとのみ
思うてをられます。
若しも
此處に
止まって
樣子など
窺はうならば、
斬殺してのけうと、
怖しい
見脈で
嚇されました。
おゝ、これが
電光と
言はれようか?……おゝ、
戀人よ!
我妻よ!
卿の
息の
蜜を
吸ひ
盡した
死神も、
卿の
艶麗さには
能い
勝たいでか、
其蒼白い
旗影はなうて
美の
旗章の
鮮な
此唇、
此兩頬。
“能 ”の意味
《名詞》
物事を成し遂げることのできる力。はたらき。
ききめ。効能。
得意とすること。自慢とすること。例:早いばかりが能ではない。
わざ、芸(芸能)の意。時代により、「猿楽の能」、「田楽の能」、「延年の能」のように用いられた。
鎌倉時代に始まり、現代まで続く、日本の伝統演劇。文学、演劇、舞踊、声楽、器楽の要素を含む総合芸術である。また、部分的に仮面劇である。猿楽、「猿楽の能」とも呼ばれる(猿楽などは、今日では歴史的な文脈でのみ使われる)。→能楽(名詞)1,2。
《形容動詞》
(え) 下に否定の表現を伴って、不可能の意味を表す。~できない。全く~しない。
(よく) 下に肯定の表現を伴って、可能の意味を表す。できる。(動詞が能動形であることを示す。)
(出典:Wiktionary)