“見脈”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
けんまく50.0%
けんみゃく50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「今あすこで一服すって待っているだが、顔さえ見れば直ぐに引立ひったてて連れて行こうという見脈けんまくだで……」
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
「おおいてえ。えれえ見脈けんまくだな」作はほおっぺたを抑えながら、うらめしそうにお島の顔を眺めていた。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
バルタ いや、ぼくきませぬ。主人しゅじんわたくしをばはやんだとのみおもうてをられます。しも此處こゝとゞまって樣子やうすなどうかゞはうならば、斬殺きりころしてのけうと、おそろしい見脈けんみゃくおどされました。