箇月かげつ)” の例文
箇月かげつらずの短時日たんじじつおいかくごとまへ好結果かうけつくわあらはしたとふことをかんがへると、國民自體こくみんじたい非常ひじやうよろこんでいことであらうとかんがへる。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
下士族は出入しゅつにゅう共に心に関して身を労する者なれば、その理財の精細せいさいなること上士の夢にも知らざるもの多し。二人扶持ににんぶちとは一箇月かげつ玄米げんまいなり。
旧藩情 (新字新仮名) / 福沢諭吉(著)
第四十二条 帝国議会ハ三箇月かげつもっテ会期トス必要アル場合ニおいテハ勅命ちょくめいもっこれヲ延長スルコトアルヘシ
大日本帝国憲法 (旧字旧仮名) / 日本国(著)
この弁慶べんけいまれるまえおかあさんのおなかに十八箇月かげつもいたので、まれるともう三つぐらいの子供こどもの大きさがあって、かみがもじゃもじゃえて、大きながにょきんと出ていました。
牛若と弁慶 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
たとへてれば去年きよねんの一ぐわつはじめの爲替相場かはせさうばが四十六ドルであつてそれが六ぐわつ三十にちには四十三ドルの三にさがつてるから、わづか六箇月かげつあひだに四りん低落ていらくである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)
さうして七ぐわつからこのぐわつまですなはち六箇月かげつあひだに一わり爲替相場かはせさうば騰貴とうきしたのである。
金解禁前後の経済事情 (旧字旧仮名) / 井上準之助(著)