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神殿
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しんでん
ふりがな文庫
“
神殿
(
しんでん
)” の例文
薄暗い
神殿
(
しんでん
)
の奥に
跪
(
ひざまず
)
いた時の冷やかな石の
感触
(
かんしょく
)
や、そうした生々しい感覚の記憶の群が
忘却
(
ぼうきゃく
)
の
淵
(
ふち
)
から一時に蘇って、
殺到
(
さっとう
)
して来た。
木乃伊
(新字新仮名)
/
中島敦
(著)
と、四つンばいになって、のこのこはいこんだのは、八
神殿
(
しんでん
)
の
床下
(
ゆかした
)
。
藁蓙
(
わらござ
)
を一枚かかえこんで、だんだん
奥
(
おく
)
のほうへいざってきた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
神殿
(
しんでん
)
の前にいろんなごちそうが並んでいますところに、大きな
狐
(
きつね
)
が一匹うずくまっていて、ぺろぺろごちそうを食べています。
ひでり狐
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
靖国神社
(
やすくにじんじゃ
)
の
神殿
(
しんでん
)
の
前
(
まえ
)
へひざまずいて、
清作
(
せいさく
)
さんは、
低
(
ひく
)
く
頭
(
あたま
)
をたれたときには、すでに
討死
(
うちじに
)
して
護国
(
ごこく
)
の
英霊
(
えいれい
)
となった、
戦友
(
せんゆう
)
の
気高
(
けだか
)
い
面影
(
おもかげ
)
がありありと
眼前
(
がんぜん
)
にうかんできて
村へ帰った傷兵
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ただベスビオの山だけは、あいもかわらず永遠の
讃歌
(
さんか
)
をとどろかしていました。その一つ一つの詩句を、人間は新しい
爆発
(
ばくはつ
)
と呼んでいるのです。わたしたちはビーナスの
神殿
(
しんでん
)
に行きました。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
▼ もっと見る
朗
(
ほが
)
らに
澄
(
す
)
むや
神殿
(
しんでん
)
の
全都覚醒賦
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
神慮
(
しんりょ
)
をおそれぬ
罰
(
ばち
)
あたり、
土足
(
どそく
)
、はだかの
皎刀
(
こうとう
)
を引っさげたまま、
酒気
(
しゅき
)
にまかせてバラバラッと八
神殿
(
しんでん
)
の
階段
(
かいだん
)
をのぼりかけた。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
お宮のまわりの森も、草が抜かれ
枯枝
(
かれえだ
)
が折られ、立派な
径
(
みち
)
まで出来て、公園のようになりました。朝と晩には、
神殿
(
しんでん
)
の前にお
燈明
(
とうみょう
)
があげられました。
狸のお祭り
(新字新仮名)
/
豊島与志雄
(著)
てめえこそこの島からだされると、また八
神殿
(
しんでん
)
の
床下
(
ゆかした
)
で、お
乞食
(
こじき
)
さまのまねをするより道がねえので、それで、おとなしくしていやがるンだろう。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
“神殿”の解説
神殿(しんでん。zh: 神廟、la: templum)とは、宗教や精神的な儀式や祈祷や生贄などの活動のための祭祀施設。典型的には、寺院、教会、モスク、シナゴーグ、神社などの、より具体的な用語が一般的に使われていないすべての信仰に属する建物に使われる。広義には古代エジプトの宗教などの古典的なものに限らず、キリスト教、イスラーム、ジャイナ教など現代的な宗教のものも含まれる。
(出典:Wikipedia)
神
常用漢字
小3
部首:⽰
9画
殿
常用漢字
中学
部首:⽎
13画
“神”で始まる語句
神
神々
神輿
神楽
神田
神酒
神戸
神楽坂
神仏
神主