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畢
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しまひ
ふりがな文庫
“
畢
(
しまひ
)” の例文
そつちからもこつらからも
其
(
そ
)
れが
數
(
かぞ
)
へられた。
左手
(
さしゆ
)
の
指
(
ゆび
)
が二
度
(
ど
)
曲
(
ま
)
げて二
度
(
ど
)
起
(
おこ
)
されても
盡
(
つく
)
せなかつた。
勿論
(
もちろん
)
畢
(
しまひ
)
には
配偶
(
はいぐう
)
の
缺
(
か
)
けたものまで
僂指
(
るし
)
された。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
勘次
(
かんじ
)
は
其
(
そ
)
の
序
(
ついで
)
に
餘計
(
よけい
)
な
藁
(
わら
)
を
切
(
き
)
つた。
土
(
つち
)
は
畢
(
しまひ
)
の
日
(
ひ
)
の
夕方
(
ゆふがた
)
に
周圍
(
しうゐ
)
に
土手
(
どて
)
のやうな
輪
(
わ
)
を
拵
(
こしら
)
へて
其處
(
そこ
)
に
水
(
みづ
)
を
打
(
う
)
つてはぐちや/\と
足
(
あし
)
で
溲
(
こ
)
ねながら
刻
(
きざ
)
んだ
藁
(
わら
)
を
撒
(
ま
)
いては
踏
(
ふ
)
み
込
(
こ
)
んでさうして一
晩
(
ばん
)
置
(
お
)
いた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
彼
(
かれ
)
は
忙
(
いそが
)
しい
仕事
(
しごと
)
が
畢
(
しまひ
)
になつた
時
(
とき
)
即
(
すなは
)
ち
稻刈
(
いねかり
)
から
稻扱
(
いねこき
)
からさうして
籾
(
もみ
)
すりも
濟
(
す
)
んで
彼
(
かれ
)
が
得意
(
とくい
)
の
俵編
(
たわらあ
)
みもなくなつて、
世間
(
せけん
)
がげつそりと
寂
(
さび
)
しく
沈
(
しづ
)
んだ
時
(
とき
)
に
彼
(
かれ
)
は
急
(
きふ
)
に
勘次
(
かんじ
)
と
別
(
べつ
)
な
住
(
す
)
まひが
仕
(
し
)
たくなつた。
土
(旧字旧仮名)
/
長塚節
(著)
“畢”の解説
畢(ひつ)は、西周・春秋時代の小諸侯国。国君は姫姓畢氏。
(出典:Wikipedia)
畢
漢検準1級
部首:⽥
11画
“畢”を含む語句
畢竟
畢生
畢世
畢寛
言畢
迦畢試
畢鉢羅
畢了
給畢
聞畢
畢竟落寞
畢竟誇大妄想病者
白絹帳中皓體畢呈
看畢
送給畢
能事畢
見畢
視畢
送給候畢
了畢
...