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界
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がい
ふりがな文庫
“
界
(
がい
)” の例文
遮莫
(
さもあれ
)
おれにしたところで、
憐
(
いとお
)
しいもの
可愛
(
かわゆい
)
ものを残らず振棄てて、山超え川越えて三百里を
此様
(
こん
)
なバルガリヤ三
界
(
がい
)
へ来て、餓えて、
凍
(
こご
)
えて
四日間
(新字新仮名)
/
フセヴォロド・ミハイロヴィチ・ガールシン
(著)
なんの因果で、こんな隻眼隻腕の痩せ浪人に……と、はたの眼にはうつるだろうが、お藤の身にとっては、三
界
(
がい
)
一の
殿御
(
とのご
)
です。
丹下左膳:02 こけ猿の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
「要するに、三
界
(
がい
)
は
渾
(
すべ
)
てこれ一心ぢや、寒いといふ心、暑いといふ心、心頭を滅却すれば火もまた凉しぢや。」
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
お
歳暮
(
せいぼ
)
には
何
(
なに
)
ほど
下
(
くだ
)
さりますかと、
朝
(
あさ
)
より
寢込
(
ねこ
)
みて
父
(
ちゝ
)
の
歸
(
かへ
)
りを
待
(
ま
)
ちしは
此金
(
これ
)
なり、
子
(
こ
)
は三
界
(
がい
)
の
首械
(
くびかせ
)
といへど、まこと
放蕩
(
のら
)
を
子
(
こ
)
に
持
(
も
)
つ
親
(
おや
)
ばかり
不幸
(
ふかう
)
なるは
無
(
な
)
し
大つごもり
(旧字旧仮名)
/
樋口一葉
(著)
日本に居て想像すると欧洲三
界
(
がい
)
へ
斯
(
こ
)
んな風にして出稼ぎして居る
男女
(
だんぢよ
)
は大抵自堕落な人間の様だが、実際は反対に極めて
真面目
(
まじめ
)
な量見を持て働いて居る者が多い。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
三
界
(
がい
)
は安きことなし、
猶
(
なお
)
火宅の如し
般若心経講義
(新字新仮名)
/
高神覚昇
(著)
一は、いま
海内
(
かいだい
)
にときめく江戸南町奉行大岡越前守忠相。他は、酒と心中しよか五千石取ろかなんの五千石……とでも言いたい、三
界
(
がい
)
無宿
(
むしゅく
)
、天下の乞食先生蒲生泰軒。
丹下左膳:01 乾雲坤竜の巻
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“界”の意味
《名詞・suffix》
(さかい)空間を分ける線。
(カイ)種類を同じくする空間。
(カイ)生物分類の基本階級の一つで、一般的にはその最上単位。但し、近年ではさらにその上位に「ドメイン」のをおくこともある。界-門-綱-目-科-(族)-属-(節)-種
(出典:Wiktionary)
界
常用漢字
小3
部首:⽥
9画
“界”を含む語句
境界
世界中
滅法界
外界
幽界
人界
限界
他界
界隈
世界
冥界
見界
結界
眼界
花柳界
社界
下界
三界
人間界
世界的
...